予算を決める~購入費用の基本的な考え方~
物件探しをするにあたり、住宅の購入に必要な予算の把握や資金計画について理解しましょう。
(1) 住宅購入に必要な予算の全体像
物件の購入資金以外にも、税金や登記費用、住宅ローンの諸費用、引っ越し費用、家具家電・カーテンの購入資金などが必要となります。新築マンションの場合は、購入時に数十万円の修繕積立基金が必要なケースも多く、また、仲介物件の場合は、不動産会社への仲介手数料がかかります。住宅を購入するには、物件価格にこれらの諸費用を加えた資金を用意する必要があります。
こうして計算された住宅購入に必要な資金(物件価格+諸費用)については、自己資金や住宅ローンの借り入れなどによって支払う必要があります。
物件価格+諸費用=自己資金+住宅ローン
(2)自己資金から頭金に充てられる金額を知る
預貯金などの自己資金のうち、住宅購入の頭金に充てられる金額を計算してみましょう。
まず、住宅購入後の生活費や教育等にかかる支出などを踏まえて、自己資金のうち手元に残す額を検討し、住宅購入資金に充てる金額を決めます。
そして、住宅購入資金に充てる自己資金から、購入にかかる諸費用を差し引いた金額が住宅購入の頭金となります。
頭金=自己資金の総額-当面の生活費等-住宅購入にかかる諸費用
返済できる金額から借入額の目安を出す
住宅ローンについて、収入と支出のバランスを踏まえた無理のない借り入れの計画を立てましょう。
(1) 金融機関の融資限度額を基準にしない
銀行などの金融機関では、物件価格に対する借入額の割合や税込の年収に対する年間返済額の割合などから、住宅ローンの融資限度額の基準を定めています。
例えば、「フラット35」 では、融資額を「100 万円以上8,000 万円以下で、建設費または購入価額の9害」以内※
(1 万円単位)」としています。また、税込の年収に対する年間返済額の割合も表のように定めています。
「子どもの教育費」「親の介護資金」「車の買い替え」といった個別の事情を考慮した上で、自分の家計の返済限度額を
把握して、借入額を決めていきましょう。
以上、予算を決める~自己資金から頭金に充てられる金額を知る~についてご紹介いたしました。
次回は予算の決める~その2~ 返済できる金額から借入額を決める。について見ていきたいと思います!(^^)!
それではまた、次回の記事を楽しみにしてお待ちくださいね(^^)/♪